
一人暮らしって色々な費用がかかるって聞くけど、実際は何がどれくらいかかるのだろう?
初めての一人暮らしだからこそ、費用面での不安要素を明確にしたい!
こんな悩みを解決します!
- 一人暮らしにかかる費用には何がある?
- 項目ごとに解説する「一人暮らしにかかる費用」
- 一人暮らしでの費用を抑えるコツ5つ

この記事を書いている僕は、5年以上一人暮らしをしています。
引っ越しも4回しており、その経験と知識を活用しています。
一人暮らしにかかる費用を知ることで、今後の生活がよりイメージできるようになります。
初めての一人暮らしを失敗したくない方、少しでも費用を抑えたい方は、最後まで読んでみてください。
一人暮らしにかかる費用には何がある?大きく分けて3種類!
一人暮らしをするには様々な費用がかかるのはご存じだと思います。
ですが、実際に何がどれだけかかるかを具体的にイメージするのは難しいです。
そこで当ブログでは、大きく分けて3種類にしました。
- 初期費用
- 固定費
- 変動費
それぞれの費用を解説していきます。
初期費用
初期費用とは、お部屋を借りる時の賃貸契約時に必要な費用、引っ越しにかかる費用、生活用品・家具や家電の購入費用があります。
初期費用と聞いて、初めの2つは出てきやすいのですが、家具や家電の購入費用を見落としがちです。
一人暮らしを始める時に占める費用の割合として大きな部分になるので、しっかりと把握しておきましょう。
固定費
固定費は、毎月の支払金額が変わらない費用の事で、家賃、水道光熱費、通信費、通勤通学の定期代です。
水道光熱費は、季節によって変動しますが、一人暮らしであればそれほど大きくは変動しないので、固定費の項目に入っています。
変動費
変動費は、食費、日用用品代、交際費、趣味娯楽費などがあります。
食費は外食の頻度、日用用品代は使う物のグレード、交友関係によっては交際費も変わり、どのような趣味があるかでその費用も変わってきます。
また、オシャレさんは衣服費もかかってくるでしょう。
どの費用も、ライフスタイルによって大きく変動するので変動費です。
まずは、自分がどの費用を、どれくらい使うかを把握することが大切です。
このように、一人暮らしには様々な費用がかかります。
項目ごとに解説「一人暮らしにかかる費用」
大きく3種類に分けて解説しましたが、ここからはさらに細かく見ていきましょう。

まず知ることが一人暮らしへの第一歩!
お部屋を借りるための初期費用
お部屋を借りる時には、賃貸契約にまつわる初期費用として、まとまった費用が必要になります。
契約の内容によって金額や項目は変動しますが、家賃の約5~6ヵ月が初期費用の相場としてかかることを覚えておきましょう。
では、詳しく見ていきます。
敷金
敷金の相場は、家賃の1~2ヵ月分です。
入居前に支払う準備金のようなお金で、家賃を払えなかった時の補填や、生活でついてしまった傷などを直す原状回復費用に充てられます。
基本的には退去時に、かかった費用を差し引いたお金が戻ってきます。
礼金
文字通り、お部屋を貸してくれる大家さんに、お礼として支払います。
相場は、家賃の1~2ヵ月分ですが、敷金と違い退去時に戻ってくることはありません。
仲介手数料
不動産会社さんに支払う費用で、目安は家賃の1ヵ月程度です。
お部屋の提案や、内見の同行、一般的にはお部屋を貸してくれる人とは直接やり取りはせず、不動産会社さんが間に入ってくれます。
その対価として支払うので、ほぼ必ず発生します。
前払い家賃
前払い家賃とは、お部屋の契約月の翌月分の家賃です。
日割り家賃
お部屋の契約日から月末までの残り日数分の家賃です。
計算方法が異なる場合がありますが、1日当たりの家賃に残り日数を掛けた金額になります。
保証会社の利用料
保証会社利用料とは、連帯保証人や保証人の代わりになる会社を利用するための費用です。
現在は、保証会社の利用が必須になっている場合が多いですが、親が連帯保証人になることが可能な契約の場合は発生しません。
家賃の0.5~1ヵ月分が目安となります。
鍵の交換費用
鍵を新しく付け替えるための費用です。
いるの?と思う人もいるかもしれませんが、鍵の付け替えを行わないと、前の住人が自由に出入り出来てしまうかもしれないので怖いですよね。
一般的な鍵の場合は約1万円程度、防犯性の高いディンプルキーなどの場合は約2万円ほどかかるのが目安です。
室内消毒料
こちらは、クリーニング費用と記載されている場合もありますが、お部屋の消毒・消臭・害虫駆除などを行ってくれます。
1~2万円程度が目安です。
サポート料
サポート料とは、お部屋を契約している間に起きた様々なトラブルに対応してもらえる費用です。
鍵の紛失、器具の故障、水回りのトラブル、ガラス修理など、多岐にわたります。
不動産会社によってサポート内容も変わってくるので、契約前に確認しましょう。
費用は、1~2万円が目安ですが、契約内容によってはサポート契約をしないことも選択できる場合もあります。
火災保険料
火災や水漏れ被害など、建物やお部屋の中のものが被害を受けた時に備え、損害保険に加入します。
1~2万円程度が目安です。
こちらも、しっかりと保障内容を確認し、万が一の場合に備えましょう。
引っ越しにかかる費用

お部屋が決まれば、次は引っ越しです。
引っ越しは、荷物量や移動する距離、そして時期によって変動します。
荷物量は多ければ多いほど費用もかかりますが、単身者向けのパックやプランもあるので、自分の荷物量に最適な方法を探しましょう。
同じく距離も、遠くなるほどに費用がかかります。
同都道府県内であれば極端に金額が上がることはありませんが、他都道府県への移動となる場合、大幅に金額が高くなる場合があります。
また、2月から4月が繁忙期、5月から1月が通常期と言われていて、費用も変わってくるので頭に入れておきましょう。
50km未満で荷物が少ない場合の費用目安は、通常期が約4万円、繁忙期では約5万円が相場です。
生活用品・家具や家電の購入費用

実は見落としがちなこれらの費用ですが、甘く見てはいけません。
冷蔵庫、電子レンジ、トースター、洗濯機、テレビ、カーテン、寝具、調理道具、収納ケースなどの家具や家電。
目安は約25万円。
そこに、洗剤やタオル、食器類、ハンガーなどの、生活用品。
目安は約5万円。
簡単に見積もりましたが、約30万円程かかってきます。
1から新しい物を買い揃えることになるので、一人暮らしの費用を考える時には必ず、しっかりとシュミレーションをしておきましょう。
毎月の家賃
続いては家賃です。
その名の通り、お部屋の賃料です。
ここでの注意点は、家賃の他に入居者全員が利用する設備を維持するため共益費と、物件を管理するために必要な管理費があることです。
駐車場を借りている場合は、駐車場代もかかります。
これらの費用は家賃と一緒に毎月支払う必要があるので、契約時に確認しましょう。
家賃設定は、一般的には手取り金額の3分の1以下が目安とされています。
日々の変動費
前半部分でも言いましたが、変動費はライフスタイルによって大きく変わってきます。
なので、いくつかをピックアップして解説していきます。
食費
食費は、日々の食生活で左右します。
目安は3万円から4万円ですが、自炊中心の生活なら抑える事が出来ますし、外食や中食が多い場合は費用も増えます。
栄養と費用のバランスを考え、まず第一に健康維持を心掛けることが大切です。
交際費
友人と遊びに出かけたり、職場の付き合いで出かける機会も増えると思います。
その時にかかった費用が交際費です。
目安は1万円から2万円ですが、家計を圧迫しては元も子も無いので、計画をした上で楽しみましょう。
趣味娯楽費
趣味を楽しむためにもお金はかかります。
せっかくの趣味を思いっきり楽しむためにも、予算を超えてしまわないよう注意しましょう。
予想以上にお金がかかる印象を受けた方もいるでしょうか。
大丈夫です!
ここからは、費用を抑えるコツを5つ紹介します!
一人暮らしでの費用を抑えるコツ5選
初期費用は値引き交渉をしよう
お部屋探しをしていくうちに、気に入ったお部屋の見積もりをもらいます。
見積もりをもらったその日は一旦帰り、後日連絡を取り値引き交渉をしましょう。
交渉する項目は、仲介手数料と前払い家賃(日割り家賃)です。
仲介手数料は、不動産会社さんに支払う費用なので、不動産会社さんによっては値引きしてくれる場合があります。
前払い家賃(日割り家賃)については、契約日と入居予定日の関係、自分の交渉力、担当営業さんや不動産会社さんと大家さんの関係に左右されますが、前払い分や日割り分の家賃を、フリーレント(家賃は発生せずお部屋を借りられる)にしてくれる場合があります。
担当営業さんが大家さんに交渉してくれることもあるので、言ってみる価値はあると思います。
不動産会社の方も、大家さんも人間です。値引き交渉の時は、必ず誠意を持って話しましょう。
引っ越しは時期に注意と、複数の業者で見積もる
時期を選ぶことが可能であれば、引っ越しの時期は繁忙期(2月から4月)は避け、通常期(5月から1月)に行うのがおすすめです。
また、複数の引っ越し業者で見積もることで、1番安い業者にお願いする事が出来ます。
「今決めてもらえれば」と言われる場合も多いですが、時間に余裕があり、少しでも費用を抑えたい方は、比較・検討・交渉を行うことで、引っ越し費用を抑える事が出来ます。
家具・家電は徐々に揃える
1から揃えることになる家具や家電ですが、すぐに必要ではない物も多くあります。
ソファーとデスクチェアの購入を予定していたなら、まずはどちらか片方から購入したり。
あまりテレビを見ない方は、オンデマンドサービスを利用したり。
そして、いきなり最新の家電を選ぶのではなく、型落ちの物を選ぶと、家電購入費用を抑える事が出来ます。
機能・性能共に問題なく使えるので安心してください。
生活を送りながら、徐々に揃えたり、グレードアップしていくのも、一人暮らしの楽しさの1つです。
節約の基本は家賃を抑える事
家賃は、一人暮らしの費用の中でも多くの割合を占めています。
都心部と郊外では家賃が大きく違うように、同じ広さや間取りであっても、住むエリアや設備によって金額は変わります。
住むエリアにこだわりがなく、普段の移動手段に大きな支障がなければ、固定費を大きく抑える事が出来ます。
仮に同じエリアであったとしても、一人暮らし向けのお部屋で数千円の差額であれば、それ程お部屋に差は感じません。
変動費の節約、無理はしない
節約をしようと意気込み、変動費から手を付けるのは注意です。
例えば、食費の節約をしようと自炊を始めます。
食費の節約には自炊が効果的ですが、慣れない一人暮らしです。
いきなり毎日自炊に挑戦すると疲れてしまします。
僕もそうでした。
自炊をするという素敵なことを継続するためにも、まずは少しずつ行っていくのがいいと思います。
交際費や趣味娯楽費についても、いきなり大幅に削ってしまうと、恐らくストレスも溜まってしまいます。
なので、僕のおすすめは、通信費と光熱費の見直しです。
格安SIMを利用すれば約3千円程度通信費を抑える事が出来るし、料金の安い電力会社とガス会社に変えることで光熱費も下がります。
変動費の節約の前に、固定費の見直しから始めることをおすすめします!
費用を把握して無理のない一人暮らしを始めよう!
一人暮らしには色々な費用がかかるが、抑えるコツはあるので安心しよう。
予算と心身の健康のバランスを取りつつ、少しずつ慣れていき、快適な一人暮らしを送りましょう。